Billets d'Afrique et d'ailleurs 195号(2010年10月)
イラク政府は、1年約十万ドルで更新できる契約をフランスの民間警備会社ガリス(Gallice)と初めて結んだ。これは、バグダッドにある外務省の出入口のセキュリティーのための契約である(AFP通信、9月2日)。
GIGN(国家憲兵隊治安介入部隊)の隊長で元司令官のフレデリック・ガロワは次のように豪語した。「フランスの産業にはセキュリティー部門がないといわれていますが、今回の契約は、フランスがアングロ・サクソンに独占された部門の中で競争し、戦略的な市場を獲得できることを示しています」。
2007年に設立され、パリに本社を置くガリスは、とりわけガボンとモーリタニアでの公共契約に意欲的である。
少なくとも、防波堤(※1)であるこれらの国々(※2)では、アングロ・サクソンとの競争はない。
訳注
※1フランサフリック・ネットワークの防波堤(pré-carré)、即ち、アフリカにおけるフランスの対外戦略の拠点を意味する。
※2ともにフランス語圏。
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