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フランサフリック情報ネットワーク

フランス=アフリカ関係/フランコフォニーを考えるためのブログ

   

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フランソワ・ミッテラン(1916-1996)

Petit guide de la Françafrique

mitterand.png1990年、ラ・ボール演説(訳注:ロワール=アトランティック県ラ・ボールで行われた第16回アフリカ・フランス首脳会議で、ミッテランは経済支援と民主化は同時になされるべきと述べた)で当てにならない民主化について語った人物は、アフリカにおけるフランスの新植民地主義政策を継続させた中心人物のひとりでもある。
 
1948年以降、彼はジャック・フォカールにならってアフリカを旅行し、現地の議員たちを使って、自身の政治的立場を強化するためのネットワークづくりをおこなった。こうして彼は海外県相(1950-1951)となる。そして、1956年には司法相に就任し、アルジェリアにおける弾圧の主要な責任者のひとりとなった。
 
1981年、大統領に就任したミッテランは、フランソワ・ド・グロスーヴル(訳注:ミッテランの側近。ルワンダ虐殺事件の引き金となったハビャリマナとンタリャミラ両大統領暗殺事件の翌日、1994年4月7日に自殺。)特別顧問に、アフリカ大陸のミッテラン・ネットワークからの情報収集を担当させる。アフリカの独裁者たちの求めに応じた彼は、協力・開発大臣補佐ジャン=ピエール・コットを素早く解任する(訳注:在任期間は1981年-1982年。コットは、それまでのフランスのアフリカ政策、とりわけ補助金支援のあり方に反対していた)。大統領府では、とにかくシラクのフランサフリック・ネットワークを妨害することに力が注がれており、そうすることで、ミッテラン一派は不当な利益にあずかることができた。たとえば、クリスチャン・ヌッチ大臣補佐(訳注:コットの後任で、外交関係を担当していた)を巻き込んだ事件(訳注:1980年代に発生した協力・開発省での横領事件)は、ミッテラン政権での汚職が拡大していたことを示している。
 
あっという間に権力を手にした息子のジャン=クリストフ・ミッテラン(訳注:1983年に大統領府のアフリカ問題副顧問に就任し、シャルル・パスクワらとフランサフリックをめぐる汚職事件に関わっていた)は、パスクワのネットワークの中で活動するようになる。こうして、ミッテラン親子はモブツ・セセ・セコ(訳注:旧ザイール)、(ミッテランの大統領補佐官を務めたジャック=アタリが熱烈に支持していた)ドニ・サス=ヌゲソ(訳注:コンゴ共和国)、ニャシンベ・エヤデマ(訳注:トーゴ)、ポール・ビヤ(訳注:カメルーン)、イドリス・デビ(訳注:チャド)、ハッサン・グレド・アプティドン(訳注:ジブチ)といった独裁者に対して、永続的な支援をもたらすことになる。大統領府の衛兵隊を経験した者たちは、傭兵養成所となる警備会社の創設者となった。ミッテランにとって「さほど重大ではない」1994年のルワンダでの大虐殺によって、彼のアフリカ政策は長い眠りにつく。それほどまでに、ジェノサイドへの荷担は信じがたいものだったのである。

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