フランスとアフリカの間で変わること
私たちの国とお決まりの“優先地域”との間の経済、外交、軍事関係を根本的に改善するために、政府に委ねられた手段に関する書類について詳しく説明することで、ニコラ・サルコジが驚くべきことを打ち立てたのは、第25回アフリカ=フランス首脳会議においてである。この180度の方向転換を正当化するために、大統領は夫人のカーラ・ブルーニによる西アフリカへの人道的投資に心を打たれたと打ち明けた。彼女は最近、アフリカの貧困を減少させるために、世界で最も裕福な女性メリンダ・ゲイツの傍で活動していた。カーラ・ブルーニ=サルコジはそこで、貧困には政治的な原因があり、従って、とりわけ北側諸国で行動しなければならないのは、何よりもまず政治の分野においてであると自覚し、夫にメッセージを伝えたのだった。そして、旧領土との強い依存関係を維持し続けてきたフランス語圏アフリカの多くの国々については、特にフランスで行動する必要があると。それはまるで、独立50周年記念式典の際のシンボルとでもいえるほどのものだ。「2010年は本当の脱植民地化の年になるだろう」。サルコジ氏に言わしめたことは、よく知られている皮肉である。
(ステファン・スミス)
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