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外務大臣に復帰したアラン・ジュペ:ルワンダ虐殺の犠牲者たちの不快な記憶

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2011年3月4日(CPCR)

スュルヴィは、1993年から1995年まで外務大臣を務めたアラン・ジュペの過去を明らかにする、2011年3月2日に出されたCPCR(ルワンダのための賠償請求グループ)の公式声明を以下に伝え、そこで提起される問いと要求を共有したい。
 
アラン・ジュペが外務大臣に任命されたことは(1993年から1995年の間にも同職にあった)、1994年にルワンダで犯されたツチ族への虐殺を今日も忘れていない人々に、不快な記憶を呼び覚ましている。
 
多くの目撃者や歴史学者たちは何度も、国際社会の無関心の中で公然と虐殺行為を犯した窮地に陥った体制に、外交的、財政的、軍事的支援を行った、当時のフランス政府を問題にしてきた。ところで、2003年になっても「ルワンダを襲ったあらゆる虐殺事件」に言及することをためらわなかった、ドミニック・ド・ヴィルパン(事件当時の官房長官)のような人物とともに、アラン・ジュペは政府の優秀なメンバーのひとりだった。
 
さらに悪いことに、虐殺が行われている最中の1994年4月27日、殺戮実行中の臨時政府のジェローム・ビカムンパカ外相と、CDR(共和国防衛同盟 ※1)の過激派ジャン=ボスコ・バラヤグウィザは、パリで大統領府と外務省からの歓迎を受けていなかっただろうか?
 
1998年、ジュペが団長を務めていた議員調査団の報告書の中で、ポール・キーユはフランス政府の協力に「過失、不手際、不十分な情勢分析」があったが、何らかの責任を確認するには至らなかったと認めた。
 
2008年の初め、控えめに行われたキガリ(※2)訪問の際、ベルナール・クシュネルはパリが「過失ではなく」、「政策上の失敗」を犯したと表明し、アラン・ジュペの怒りを買った。
 
さらに、2010年6月に、不吉な記憶として残っている、1994年6月に行われた軍事・人道的活動に参加したフランス兵に敬意を表する為に、ラフルカドゥ将軍が『トルコ石作戦』を刊行した際、元外務大臣は将軍への支持を次のように堂々と断言した。「あなたが記した真実は私のものでもあります。ルワンダでの恐るべき虐殺の責任の全てあるいは一部をフランスに擦り付けるという、歴史を書きかえようとする企てに私は憤慨しています。[中略]トルコ石作戦(※3)はフランスとその軍隊にとって名誉なものです」。
 
ジェノサイドを行った体制を支援したために問題になっている、フランスの外交現場(即ち事件現場)に戻ってきた人物は、後悔の念を抱くことも、自身の行動と彼が参加していた政府の活動の再検討に言及することも決してしてこなかった者のひとりである。1994年にルワンダで犯されたツチ族への虐殺の犠牲者たちは当然、このような人物が政権に返り咲いたことを不安に思うだろう。
 
ここ数ヶ月間のフランスとルワンダの再接近が、自分の職務が持つあらゆる特権を行使したいジュペによって再検討されることがあるだろうか? パリ大審裁判所に「虐殺罪に関する特別調査官制度」を創設するという意向を(『ル・モンド』紙の座談会で)示した2人の前任者たちの言葉に彼は責任を持つだろうか? 用心しよう。虐殺の犠牲者たちは、我々が彼らに約束した裁判を必要としている。アラン・ジュペは本当に情勢に適った人物だろうか?
 
2011年3月2日、ランス。
 
CPCR代表、アラン・ゴーティエ
 
 
訳注
※1CRD:1992年3月にジュべナール・ハビャリマナ大統領によって設立された政党。虐殺を支持した。
※2キガリ:ルワンダ共和国の首都。
※3トルコ石作戦:虐殺が行われている最中、1994年6月22日から「人道的支援」の名の下で、フランス軍主体の多国籍軍によって行われた住民および難民支援活動。

 
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