Billets d'Afrique et d'ailleurs 196号(2010年11月)
「アフリカに国連安全保障理事会の常任理事国がひとつもないのは普通でしょうか? 10億人の人々がいます! 30年後には常任理事国を持たない20億人の人々が! これはスキャンダルです!」 OIF(国際フランコフォニー機構)第13回サミットでの演説で、サルコジは激しく抗議した。
フランス政府によって繰り返されるショーにもそろそろ飽きてしまうのではないだろうか。それほどまでに、「アフリカのより良い弁護士としてのフランス」という難役は古くさいものとなっている。それは私たちが、フランス外交がアフリカのために、拒否権のない常任理事国を置こうとする国連に実際は反対していないことを知っているだけに尚更そう感じる。アフリカ連合はその全ての権限とともに、拒否権と常任理事国入りを要求している。
常任理事国の数(さらにその期間)を制限しないという、国連の制度の機能に関する当てにならない民主的改革を待つ間、また、サルコジが告発したスキャンダルを終わらせるために、フランスは席を譲りさえすればいいのだ。
PR
COMMENT